日に日に暑くなってきていますが、体調を崩されたりしていないでしょうか。
みなさんは、ビリルビン尿という言葉を聞いたことがありますか?
おしっこの異常なのですが、腎臓ではなく胆嚢・肝臓が原因となります。
今回は、そのビリルビン尿について少しお話をします。
ビリルビン尿の色は、このように黄褐色(濃い黄色~茶色)をしています。
おしっこをした時に泡が立ちやすく、その泡自体も黄色く染まるのが特徴です。
ビリルビンという物質は、肝臓から胆道を通って腸の中に“胆汁”として排出され、通常は尿に排出される ことはありません。しかし、肝臓や胆嚢の機能が悪いと、ビリルビンは血中に増加し、腎臓から尿中に排泄されます。これにより、尿がいつもより褐色かかった色になります。
当院は、尿検査でまず色などを見て、その後必要であれば採血を実施します。
このように、尿検査では腎臓の異常だけでなく、肝臓の異常をとらえられることもあります。
ただし、朝一番の尿や、汗をたくさんかいた後など、身体が脱水になると、腎臓で濃縮された尿が作られることがあり、この濃縮尿も濃い黄色をしています。
濃縮尿とビリルビン尿との違いは、一時的なものであること、「泡まで黄色い」のかどうかがひとつの目安になります。
おしっこの色に関して、「いつもと違うな」と感じたり、気になることがあれば、一度
五条クリニックをご受診ください。
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6月8日(水)、ひまわり会様よりお声掛けをいただき、太宰府市青山にある星ヶ丘公民館にて健康教室を開催させていただきました。
今回も感染対策をしっかり行い、五条クリニック院長の結城と高山病院より理学療法士の入江がお話させていただきました。
結城は高齢者の方が抱えるおしっこの問題について、入江は尿失禁予防と対策というテーマでクイズ形式で話し、参加された皆さんと一緒に簡単な骨盤底筋体操を行いました。
特別な道具や難しいポーズは必要なく、どなたでもできる体操です。
「高齢になったら尿漏れは仕方ないとあきらめていました」「これから骨盤底筋体操をやってみます」との声もいただきました。
敷居が高いと思われる泌尿器科ですが、このような健康教室を通じて、身近に感じていただけると嬉しいです。
☆出張健康教室のご案内☆
当クリニックでは、公民館などへの出張健康教室を開催しております(原則無料)
自治会などでの集まりでご要望がございましたら、気軽にお問合せください。
高山泌尿器科五条クリニック
担当 中山(なかやま)
℡092-919-4511
高山泌尿器科五条クリニックは、令和4年6月1日をもちまして開院2周年を迎えることができました。
コロナ禍にて開院しましたが、数多くの方に来院していただき、誠にありがとうございます。
地域の皆さまの泌尿器科疾患のお悩みに寄り添えますよう、スタッフ一同より一層励んでまいります。
これからもよろしくお願いいたします。
院長 結城康平