【院長コラム⑥】年末年始の過ごし方について

 本年も世の中いろいろなことがありました。

 

 新型コロナウイルス感染症の蔓延が最大の出来事でしたが、今は患者数も減り幸いだと考えています。

 

 そんな中、当クリニックにもたくさんの患者さんにご来院いただいており感謝申し上げます。

 

 

 さて、年末年始、お酒を飲む機会も増えてくるのではないでしょうか。

 

 元来、前立腺肥大症の持病がある方は、深酒することでさらに尿の出方が悪くなることがあります。

 

 なぜお酒を飲むと尿の出が悪くなるのかというと、次の通りの理由があるからです。

 

 前立腺には血管が豊富に通っています。お酒を飲むことで前立腺の血流も多くなり、もともと肥大している前立腺が一時的にさらに大きくなります。

 

 その大きくなった前立腺が尿道を圧迫するのでおしっこの通り道をふさいでしまい、そのため尿が出なくなってしまうということなのです。

 

 

 楽しい時間を過ごすためにも、お酒の量はほどほどにしてお過ごしください。

 

 

 

 

 

※なお、泌尿器科の夜間・祝日の急患に関しましては、筑紫野市の高山病院で24時間対応いたしますので、お電話ください。

<急患受付>

高山病院 TEL092-921-4511

 

 

2021年12月15日